2024/06/28 いつでも海に
6月はなんだかんだ忙しくて、また声が出なくなったりもしていた。ぶじ大きな仕事が一段落して束の間の休みは、神戸に行くことにした。
25火、午前中の仕事を終えてから14時半の電車で神戸へ。着いたのは19時。4時間半もかかる。遠い…。神戸駅近くのホテルにチェックインして荷物を置いて出かける。神戸までの電車とこの日の宿だけはとってあったけれど、ここからは何も決めていない。とりあえず歩く。
大倉山公園、よかった。いい公園リストに追加。海方面におりてきた。20時半はすぎていたけれどえびすという小さなパン屋さんの明かりがついていて、腰の曲がったおばあさんがてきぱき働いていた。パンをひとつ買った。お行儀が悪いけど歩きながらパクパク食べた。
元町駅近くまで歩いてきて、家庭料理まんまという店でおばんざいと焼酎をいただいた。よく喋るママさんといろいろ話す。12万円の自転車を買ったのに乗れなかったから、三輪車をもらったそうです。
さらに三宮まで歩いてどうしようかな~と思ってキョロキョロしたところで、ちょうど目の前の店が5年前に「行ってきます」と言って出た場所だった。こんばんは~と入って1秒もしないうちに「お久しぶり!」と言われてびっくりうれしかった。いろいろ話しながら、会わなかった5年間のあいだも連絡を取ったりしていたわけではないけれど関係は続いていたんだなぁと思えた。うれしい。店を出たあと見えなくなるまで見送ってくださった。
4月に神戸に来たときに勧めていただいたバー(そのときは定休日だった)に行くことにした。みんな何かを演じているのかなぁとふと思った。わたしも話したり考えたりするわたしを演じていて、そのわたしのことを少し好きだと思えた。
0時ちょうどに店を出て真っ暗な山のほうを歩いた。ほんとうにまっくら! 何も見えなかったけど楽しかった。帰る道の途中で友達と会ってあれこれ話しながら海を散歩した。潮の匂い。いつまでたっても、わたしが持っていないものだと思ってしまう。気がつけば1時間以上も散歩して、友達とはまたねと言って別れた。
寝て起きて26水の朝。青色の軒先テントのある喫茶店でモーニングにした。おじさんとおばさんが100%の神戸弁で喋っていてよかった。
どこへ行こうか考えながら歩き出す。海に行きたいなら須磨海岸いいよと昨日の友達が言っていたのを思い出して、調べたら7キロ弱だったので歩いて行くことにした。てくてく。途中いろいろ見つけて、けっきょくどこも寄らなかったけど(いろいろ寄りはじめちゃうと全然進まなくなりそうだったので)、写真に撮ったりメモしたりしておいた。またいつか。てくてく。海に着いた。いつまでたっても、砂浜は上手に歩けない。海でのんびりしながらどこに行こうか考える。
姫路城に行くことに決めた。駅からお城までの間の喫茶店で、ミルクセーキと小さいホットドックをいただく。心配していた雨は一滴も降らずむしろうっすら日も出て暑かったので、ミルクセーキで復活! 姫路城は、なんともりっぱなお城だった。大きくて、見て回るのにもそれなりに時間がかかった。もう17時を過ぎている。コーヒーでも飲めたらいいなと思って通りかかった喫茶店はちょうど閉めているところでまたにする。18時の新幹線で名古屋(弟が住んでる)に行くことにした。高いけどはやい! はやいけど高い……。
とりあえず弟と合流。この後の予定を何も決めていなかった。マップを見ながら1~2分考えてから「矢場町まで歩く!」と言ったら「え~~」と言われたけど、異議は認めず歩いた。矢場町で一緒にご飯を食べた。そのあと近くのバーに行くことにする。弟に一緒に来る? と聞いたら先に帰ってるとのことだったので、わたしのリュックを背負わせてわたしは小さいかばんひとつになっていったん別れた。予定より一杯分長居して、弟の家に帰って泊まった。
寝て起きて27木の朝。近くでモーニング。黄色の回転灯、ほんとうにすごい。けっこう遠くからでもちゃんと見える。
海方面に向かうことにして、熱田神宮に行ってみた。お参りをしてから、公園を通りつつ日比野駅から電車に乗って名古屋港へ。14時くらいになっていておなかもすいている。ぐるっと歩いてから駅近くの喫茶店でハヤシライスを食べた。のんびり海を見ながら、もうわたしはいつでも海に来られるようになったんだと思った。そして、帰ろうと思って電車に乗った。
金山駅で特急しなのをとって、乗車券を塩尻までしかとらなんじゃったことに後で気づいた。せっかくなので、塩尻から諏訪にまっすぐ帰らずに普通列車に乗り換えて松本に行くことにした。2軒。またまた予定より一杯分長居して、終電の一本前(1時間前)の電車で帰った。
寝て起きて28金の朝。明日からの仕事に備えてゆっくり休む日にした。旅の片付けと仕事の準備をしながらゆっくり日常に戻っていく。足首の虫刺されだけが旅の余韻を引きずっている。そういえば旅の間は一切雨に降られなかった。今日はその分がすべて降ったかのような雨だった。
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旅
2024/06/20 未来のこと・昨日のこと
最近ずっと心のどこかで感じていること。そろそろこれからのことを考えてもいいかもしれない。未来の話をちゃんとできるようになりたい。いつか海の近くに住みたいと言っているのだって、夢のように思っているきりで全く想像がついていない。長く生きすぎないつもりなのも、単に、長く生きている自分の姿が思い浮かばないだけなのだと思う。わたしはこれからどうする? わたしたちはどうなるの?
昨日のこと。久しぶりに会ったらうれしくて、あとで涙が出た。願った通り自由に会って思ったよりもたくさんのことを話した。本当のことを言うと、少し前に会う約束をした後で(信じてもらえなかったんだよなぁ)と思った。会ったらそんなことは忘れて、結局さようならは言えずに「またいつでも遊びに来てね」と言って手を振った。涙が出たのは、もう少し一緒に歩いていたかったと思っちゃったから。あれから少し時間が経って、ようやくぽろぽろと涙が出た。
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